役名 |
番号 |
台詞 |
〇通学路 |
怜美 |
001_001 |
私が彼に出会ったのは、雨の日のことだった。あれは、身をつき刺すような寒さが印象的な日の出来事。空から降る雨粒が、コンクリートをタンタンと軽快に叩いていた |
雨に濡れた新が家のブロック塀に寄りかかって座っている |
傘を持った怜美が近づいていく |
怜美 |
002_002 |
もし、そこの人。もし、大丈夫ですか? |
新 |
003_001 |
(眠っていたので、ゆっくりと顔を上げる)う、ううん? (きょろきょろとあたりを見て他に誰もいないので、彼女が自分を見ているのではないかと考える)あれ、君は俺が見えるのかな? (諦めたように)はは、そんなはずないのにな |
怜美 |
004_003 |
見えていますが? |
新 |
005_002 |
だよな、見えて――見えてる!? ええ、嘘!! |
怜美 |
006_004 |
(顔をしかめる)声の音量を考えください。近所迷惑です |
新 |
007_003 |
だって、今まで誰にも見えなくて。え? 本当に? 本当に見えてるのか? 俺のこと |
怜美 |
008_005 |
そう言ったはずですが。はぁ、その様子ですと問題なさそうですね。では、私はこれで失礼 |
歩き出す怜美 |
慌てて立ち上がり(ふらつくが)ついて行く新 |
新 |
009_004 |
ま、待った、待ってくれ! 俺、困ってて。君以外の誰にも見てもらえないんだ |
怜美 |
010_006 |
ご愁傷様です。路上で倒れたふりなど、悪趣味なことをなさっているからでしょう |
新 |
011_005 |
違うんだって。あれは、誰にも認識してもらえないから不貞腐れてただけで。ほら俺、体透けてないか? 幽霊みたいに |
怜美、新を見る |
怜美 |
012_007 |
そのようですね。なるほど、人ならざる者でしたか、除霊はできないので悪しからず |
新 |
013_006 |
え? 俺、幽霊なの? 嘘だろ。なんでそんなことになってるんだ。待て待て、よく思い出せ。昨日は学校に行って、英語の小テストで64点取って、体育で怪我して、保健室にいたかわいい子とお近づきになって。夜はバイトで、家帰って寝て――起きたら幽霊に? (怜美が遠くに行っているので焦る)ちょ、なんで置いてくんだよ |
怜美 |
014_008 |
なぜついてくるんです。警察を呼びますよ。貴方の身の上話を聞く必要が私にあるとでも? |
新 |
015_007 |
警察呼んでもきっと俺、そいつらに見えないぞ? 今まで会った連中全員そうだったし。君だけは俺が見えるんだ。お願いだから助けてくれ! この通りだから |
怜美 |
016_009 |
(溜息)……助けるとは具体的に何をしてほしいのです? |
新 |
017_008 |
助けてくれるんだな! |
怜美 |
018_010 |
話を聞いているだけです。早合点はやめていただけますか |
新 |
019_009 |
うぐ。具体的ってーと、えっと、幽体から元に戻りたい。その手伝いをしてほしいんだけど |
怜美 |
020_011 |
霊媒師を紹介しろと、そういうことですか |
新 |
021_010 |
そう、なるのかな? |
怜美 |
022_012 |
霊媒師を紹介したら、もう私につき纏わないと約束できますか? |
新 |
023_011 |
それは、どうだろう。いまのところ俺の声を聴けるのも、姿が見えるの君だけだから。霊媒師に俺が見えなかった場合は、君をまた頼るかも |
怜美 |
024_013 |
お伺いしますが、貴方を助けて、私にどんな利があるのです? |
新 |
025_012 |
あー、えと、はは。ない、かな |
怜美 |
026_014 |
貴方は私以外には見えない幽霊。おそらくどこかで死んだのでしょう。大人しく神の世とやらから迎えがくるのを待ち、成仏してはどうなのです |
新 |
027_013 |
そんな冷たいことを言わないでくれよー |
怜美 |
028_015 |
おや、私が優しい人間だとでも思ったのですか? |
新 |
029_014 |
優しくない人は、倒れてる人間に声をかけたりしないだろう? |
怜美 |
030_016 |
今日のように寒い雨の日に、路上で倒れていては最悪、命に関わります。私が見過ごしたことで、通学路に死体ができては寝覚めが悪いではありませんか |
新 |
031_015 |
そういえばその服、猫沢(ねこざわ)高のだよな? 俺もそこの生徒、一年の本庄新な |
怜美 |
032_017 |
年上には敬語でしゃべってはいかがです。私は三年ですので |
新 |
033_016 |
っげ、先輩だったのかよ。あ |
怜美の家に着く |
大きな門構えに驚く新 |
新 |
034_017 |
え、なにこの巨大な屋敷。まさか、ここが君の家とか言わないよな? |
怜美 |
035_018 |
ええ、私の家です。それでは本庄さん、私はこれで。生きていたのなら、明日、寝坊しないように登校してくださいね |
新 |
036_018 |
やだー! 待って待って、置いてかないで。お願いです先輩、俺を助けて |
怜美 |
037_019 |
ちょっと、放してください! |
新 |
038_019 |
ああ、触れる。あったかい! 女神様って崇めますから、俺のこれからの一生全部ささげてもいいから、元に戻るの手伝ってくださいー!! |
土下座をする新。 |
怜美 |
039_020 |
……貴方、自尊心というものはないんですか? |
新 |
040_020 |
(きりっと)そんなものあったって、今この場じゃ役に立たない! から捨てました |
怜美 |
041_021 |
……ふふ、なるほど。いいでしょう、気が変わりました。霊媒師を探すまでなら手を貸してあげます |
新 |
042_021 |
女神様!! |
怜美 |
043_022 |
次、私をそのようなふざけた呼称で呼べば、除霊師を呼びます |
新 |
044_022 |
はい先輩、肝に銘じます!! |
〇怜美の部屋 |
怜美 |
045_023 |
本当に誰も、本庄さんのことが見えないんですね |
新 |
046_023 |
でしょう? そうでしょ? いきなりみんな俺のこと無視するし、体は透けてるし、本気で泣きかけてたんです。先輩が声かけてくれなかったら俺、きっとあのまま |
怜美 |
047_024 |
私には触れたようですが、物には触れられるんですか? |
新 |
048_024 |
うーんと、あ、無理みたいです。ほら |
テーブルや椅子を触ろうとするが手がすり抜ける |
新 |
049_025 |
ね? 手がすり抜けるんです。だから今なら、壁抜けだってできちゃいます |
怜美 |
050_025 |
不用意に他室に入らないでくださいね。元に戻れた時、生きて帰せなくなりますから |
新 |
051_026 |
なにその脅し。やめてくださいよぉ、怖がらせるのは |
怜美 |
052_026 |
あいにくと当家には、よそ様にお見せできない、あれやこれがあるのです。もし勝手に覗こうものなら |
新 |
053_027 |
しません! しませんから。怜美先輩がいいっていう部屋にしか入りません |
怜美 |
054_027 |
その言葉が本当ならいいですけど |
新 |
055_028 |
嘘なんかつきませんよ |
怜美 |
056_028 |
どうだか。……さて、霊媒師をご所望とのことでしたが、貴方が霊体だというのなら、本体が家にあるのでしょう? 体を重ねるだけで戻れたりしませんか? |
新 |
057_029 |
おー、なるほど。盲点でした。そうですね、じゃあ一回家に帰ってみます |
怜美 |
058_029 |
ええ、どうぞ |
新が去る |
執事が部屋に入ってくる |
執事 |
059_001 |
失礼いたします。怜美様、紅茶をお持ちしました |
怜美 |
060_030 |
紅茶を? 頼んでいませんが |
執事 |
061_002 |
話し声が聞こえましたので、ご学友を招かれているのではと |
怜美 |
062_031 |
学友? ふふ、そのような相手が私にいるとでも |
執事 |
063_003 |
学び舎で友を得るのは良いことでございますよ |
怜美 |
064_032 |
必要ありません。下がってください |
執事 |
065_004 |
……紅茶だけでもお飲みになりませんか? 外はお寒くありましたでしょう |
怜美 |
066_033 |
小金井さん、気遣いは無用です。その紅茶も |
執事 |
067_005 |
捨てますか? |
怜美 |
068_034 |
(溜息)……そこに置いていてください |
執事 |
069_006 |
(笑顔で)はい、畏まりました |
〇本庄家 |
新 |
070_030 |
帰ったぞー。新兄ちゃんが帰ったぞー。おーい誰かいないかー、俺の声が聞こえないかー。って聞こえないんだよなー |
妹と弟が喋っている |
妹 |
071_001 |
てかお兄、ほんとどこ行ったの? いつからいないの? |
弟 |
072_001 |
最後に見たのは昨日の風呂上がりだね。朝はいなかったし |
妹 |
073_002 |
父さんも母さんものんきに、どうせ彼女のところか友達のところだろって言ってたけど |
新 |
074_031 |
あら? 俺の本体家にないの? まじか |
妹 |
075_003 |
家出とからならどうすんのよ |
弟 |
076_002 |
心配しすぎだよ。そのうちひょうっこり帰ってくるって |
妹 |
077_004 |
そうかなぁ |
弟 |
078_003 |
そうそう |
新 |
079_032 |
おお、妹よ。そんなに兄ちゃんのことを思ってくれるなんて。なんていい子なんだ |
妹 |
080_005 |
貸した1500円、今日こそ徴収しようと思ってたのに |
弟 |
081_004 |
利子でもつけとけば? |
妹 |
082_006 |
そうする |
新 |
083_033 |
……はは、んなことだろうと思ったよ。でも俺の体がないって、どういうことだ? うーん、悩んでも分からないか。怜美先輩のとこかーえろ |
〇怜美の部屋 |
驚かせようと壁からいきなり出てくる新 |
新 |
084_034 |
んー、わ!! |
怜美 |
085_035 |
!? 本庄さん、なにを |
新 |
086_035 |
ただいま怜美先輩。いきなり人か壁から出てきたんだから、もっと驚いてくれればいいのに |
怜美 |
087_036 |
十分に驚きました。つい筆記具で貴方の顔面を刺すところでしたよ。私が思いとどまってよかったですね |
新 |
088_036 |
は、ははは。ほんとに、ね。あ、家の方、見てきたんですけど、俺の体なかったです |
怜美 |
089_037 |
どういうことです? |
新 |
090_037 |
や、俺にもさっぱり |
怜美 |
091_038 |
昨日未明、貴方の部屋に強盗が押し入り、本庄新を殺害、さらには死体を回収してばらして売った |
新 |
092_038 |
え? |
怜美 |
093_039 |
ゆえに本庄さんは現世への未練を残し、地上を彷徨っている |
新 |
094_039 |
あのー、それはどういう? |
怜美 |
095_040 |
貴方の身に起きたことを私なりに推測して、立てた仮説です。貴方はすでに死んでいると |
新 |
096_040 |
やめてくださいよ。勝手に殺さないで! 俺、殺された記憶なんてないですから |
怜美 |
097_041 |
どこまで記憶があるんです? |
新 |
098_041 |
昨日、寝た時までです。1時くらいかな |
怜美 |
099_042 |
次の記憶は? |
新 |
100_042 |
学校の教室で起きました! 3限の国語の授業中で、芥川龍之介の羅生門をしてました。あと、俺は今日、無断休校してるらしいです! |
怜美 |
101_043 |
分かりませんね。とりあえず、近隣で有名な霊媒師をリストアップしておきました。好きな人を選んでください |
ファイルを渡されるが物がすり抜けると思い出して首を振る新 |
新 |
102_043 |
先輩。俺、物持てませんよ |
怜美 |
103_044 |
そうでしたね。めんどうな |
新 |
104_044 |
(上機嫌に甘える)ページめくってくーださーい。読み聞かせてくーださーい |
怜美 |
105_045 |
焼き捨ててしまいましょうか、このリスト |
新 |
106_045 |
あああ! 駄目、駄目駄目、後輩虐め、断固反対です!! |
怜美 |
107_046 |
ページは開いてあげますから、あとは自分で見てください |
新 |
108_046 |
うあーい |
怜美 |
109_047 |
ところで本庄さん、食事はできるんですか? |
新 |
110_047 |
あーどうなんだろう。食べれるのかな |
怜美 |
111_048 |
机の上の小箱に飴が入っていますから。舐めてみてはどうです? |
新 |
112_048 |
よーし。じゃあ先輩、あーんしてください |
怜美 |
113_049 |
なぜ私がそのようなことを |
新 |
114_049 |
だって俺、持てませんから。あーんしてください。あー |
口を開けて待つ新に戸惑う怜美 |
ちょっと不機嫌そうに飴をつまんで口元に近づける |
怜美 |
115_050 |
なぜ私がこんなことを |
新 |
116_050 |
はひゃふー(※口を開いた状態でしゃべります) |
怜美 |
117_051 |
動かないでください。目測がずれます |
新 |
118_051 |
ふふふ。かぷ。んー、甘い。美味しいです。ありがとうございます |
怜美 |
119_052 |
どうやら食べれるようですね。では食事をこの部屋に運びますから |
新 |
120_052 |
食べさせてくれるんですね! やったー |
怜美 |
121_053 |
……今日は断食しておいてください |
新 |
122_053 |
そんなー!! |
〇怜美の部屋 |
語っている新 |
新 |
123_054 |
怜美先輩に出会って数日後、俺はというと霊媒師を訪ねていた。けれども、肝心の霊媒師に俺の姿は――見えなかった。太陽がまぶしく輝くこの町で、俺は誰にも見つけてもらえず、永遠を彷徨うのだろうか |
椅子に腰かけ本を読んでいる怜美が興味なさそうにしゃべる |
怜美 |
124_054 |
何を語っているんです? 煩いですよ |
新 |
125_055 |
だってだって、霊媒師のお姉さん、俺のこと見えなかったんですよ!? もうどうしたらいいんだよ、戻れないのかなぁ |
怜美 |
126_055 |
私が手伝うのは霊媒師を紹介するまでなので、あとはご自分でどうぞ。出ていってくださって構いませんよ |
新 |
127_056 |
冷たいです、先輩。氷みたいに冷たいです |
怜美 |
128_056 |
あいにくと、これが私ですので |
ノックオン |
執事 |
129_007 |
お嬢様、どなたがいらっしゃているのですか? |
怜美 |
130_057 |
誰もいません。私一人です |
執事 |
131_008 |
しかし少年の声が。入ってもいいでしょうか |
怜美 |
132_058 |
少年の声? (小声)まさか本庄さんの声が聞こてえいる? 小金井さん、入ってください |
執事 |
133_009 |
では失礼いたします |
小金井が部屋に入ってきて新を見る |
執事 |
134_010 |
っぁ |
新 |
135_057 |
あら? 執事さんと目が合った? んな馬鹿なわけないか、どうせこの人も俺のこと見えてない |
殺意を放って怒る執事 |
執事 |
136_011 |
お嬢様の部屋に入り込むとは、貴様、死にたいようだな |
新 |
137_058 |
え? あのー、もしかして |
執事 |
138_012 |
どこから入ったかは知らんが、生きて帰れると思うなよ小僧 |
新 |
139_059 |
わ、わ!? ちょ、タンマ。何々この人、怖いんですけど。先輩 |
怜美 |
140_059 |
小金井さん、ここに何か見えますか? |
執事 |
141_013 |
汚らしい小僧が見えます。お目汚しかと。早急に排除いたしますので |
怜美 |
142_060 |
よかったですね、私以外の方にも見えるようになったようですよ |
新 |
143_060 |
見えるのは嬉しいけど、明らかに執事さん怒ってるよね。なんで? |
怜美 |
144_061 |
私の部屋に本条さんがいるからじゃないですか? |
新 |
145_061 |
えっと、あの、俺、本庄新って言います。怜美先輩の後輩で、猫沢高の一年です。悪いことは何もしてないので、睨まないでもらえると嬉しい、というか |
執事 |
146_014 |
後輩? 確かにその制服は猫沢学院高校の物。だが、屋敷の警備をすり抜け、お嬢様の部屋に入り込んだ時点で、お前は私の敵以外の何物でもない |
新 |
147_062 |
お願い先輩、何でもするから執事さんを止めて |
怜美 |
148_062 |
貴方は、自分の残りの一生を全て私に捧げたんですよね? これ以上、貴方から貰うものなどないのでは? |
新 |
149_063 |
女神さまの意地悪!! |
怜美 |
150_063 |
その呼び方はやめてくださいと言いましたよ |
執事 |
151_015 |
ふむ。つまり小僧、貴様は怜美お嬢様を女神と崇めたたえた崇拝者、つまりは下僕ということか |
新 |
152_064 |
いや、後輩ですけど |
執事 |
153_016 |
下僕ならば冗長酌量の余地はあるが |
新 |
154_065 |
下僕です。間違いなく。俺はお嬢様の犬です |
執事 |
155_017 |
なるほど。理解しました、お嬢様 |
怜美 |
156_064 |
(額を押さえて)何を理解したか知りませんが、違いますから |
執事 |
157_018 |
この小金井の預かり知らぬところで、まさか下僕を従わせておられるとは。感無量にございます |
怜美 |
158_065 |
違います。本庄さんはただの幽霊です |
執事 |
159_019 |
そうでしょうとも、ただの幽霊――幽霊!? |
―間― |
新 |
160_066 |
と、言うわけなんですよ。いやー、嬉しいな、先輩以外にも俺のこと見えてる人がいたなんて |
執事 |
161_020 |
にわかには信じ難い話ですが |
怜美 |
162_066 |
本当みたいですよ。昨日メイドが部屋に来た時にも本庄さんはこの部屋にいましたから |
執事 |
163_021 |
私とお嬢様にしか見えない、ですか。それはそうと小僧 |
新 |
164_067 |
あれ、まだ小僧呼び? なんですか |
執事 |
165_022 |
昨日からここにいたとお嬢様はおっしゃられたが、貴様まさかこの部屋で一夜を明かしてはいないな? |
新 |
166_068 |
えーどうだろーなー |
執事 |
167_023 |
お嬢様、貴方様の下僕を始末する許可をこの小金井に |
新 |
168_069 |
うわー!? いないです、出ていきましたって。廊下で寝たから、ちゃんと |
怜美 |
169_067 |
貴方には客室を教えたはずですが |
新 |
170_070 |
や、だってあんまり離れるの怖かったから。怜美先輩がいなくなったら俺、本当に誰にも気づいてもらえないし |
執事 |
171_024 |
今日からは私の部屋にいろ。無許可でお嬢様の部屋に入ることは許さん |
新 |
172_071 |
今日以降もこの屋敷にいていいってことですか? やったー! |
怜美 |
173_068 |
小金井さん、本庄さんは今日にも出ていきますから、世話を焼く必要はありません |
執事 |
174_025 |
いけませんよ、お嬢様、拾ったペットには責任を持つべきです |
新 |
175_072 |
あ、下僕からペットに格上げされた。 |