| 役名 |
番号 |
台詞 |
| ○学校放課後 |
| 少年が机に突っ伏してヘッドフォンで音楽を聴いてる |
| 少年 |
01_01 |
（鼻歌） |
| 少女 |
02_01 |
ねぇ |
| 少年 |
03_02 |
（鼻歌） |
| 少女 |
04_02 |
ねえってば |
| 少年 |
05_03 |
（鼻歌） |
| 少女 |
06_03 |
聞いてってば！ |
| ヘッドホンが取られる |
| 少年 |
07_04 |
うわ！？なにすんだよ |
| 少女 |
08_04 |
聞いてって言ってるでしょ！ |
| 少年 |
09_05 |
なんで俺が聞かなきゃなんないわけ |
| 少女 |
10_05 |
いいじゃない。幼馴染でしょ |
| 少年 |
11_06 |
面倒くさい |
| 少女 |
12_06 |
公園のクレープ屋、今日で終わりだから行こうよ |
| 少年 |
13_07 |
太るぞ、また体重計潰れるぞ |
| 少女 |
14_07 |
潰してないし！――なによ、いいじゃん太ったって、今日で食べおさめなんだから |
| 少年 |
15_08 |
ダイエットは一緒にしないからな |
| 少女 |
16_08 |
ケチケチケチ |
| 少年 |
17_09 |
なんでそんなに行きたいんだよ |
| 少女 |
18_09 |
……最後だから |
| 少年 |
19_10 |
意味わかんないし、理解できない |
| 少女 |
20_10 |
あんたになんかに、理解されたくないし |
| 少年 |
21_11 |
なら１人で行けよ |
| 少女 |
22_11 |
……だって |
| ヘッドフォンから音楽がもれている |
| しばらくはその音しかなかった |
| 音楽を止めて少年がため息をつく |
| 少年 |
23_12 |
はぁ。わーったよ、行けばいいんだろ行けば |
| 少女 |
24_12 |
うん！ |
| 少年 |
25_13 |
……馬鹿なやつ |
| ○公園 |
| 少女 |
26_13 |
あれー？昨日はここに出てたんだけどなぁ |
| 少年 |
27_14 |
ないのか？クレープ屋の車 |
| 少女 |
28_14 |
あるよ。ぜったいある。今日が最後だから |
| 少年 |
29_15 |
もーやめね？喫茶店でいいじゃん |
| 少女 |
30_15 |
いや！あっちも探してみよ |
| ○クレープ屋の前 |
| 少女 |
31_16 |
――あ、あった！あったあった！！ |
| 少年 |
32_16 |
声でかい |
| 少女 |
33_17 |
行こ行こ！ |
| 少年 |
34_17 |
ひっぱんなって |
| 青年 |
35_01 |
いらっしゃい。あれ？初めてましての顔もいるね |
| 少年 |
36_18 |
今日で終わりなんだから、覚えなくてもいいだろ |
| 少女 |
37_18 |
あはは、ごめんなさい！ |
| 少年を殴る少女 |
| 少年 |
38_19 |
いて！叩くか、この |
| 少女 |
39_19 |
今日のお勧め、なんですか？ |
| 青年 |
40_02 |
今日は蜜柑が美味しいよ。もちろん、桃も苺もバナナだって |
| 少女 |
41_20 |
じゃあ蜜柑がはいったクレープで |
| 少年 |
42_20 |
俺、甘くないやつ |
| 少女 |
43_21 |
甘くないのなんてないの！クレープだよ |
| 少年 |
44_21 |
できないの？ |
| 青年 |
45_03 |
生地が少し甘いんだけど。できるだけ甘さ控えめで作ろうか |
| 少女 |
46_22 |
ご、ごめんなさい！こいつがわがまま言って |
| 青年 |
47_04 |
いいよ。君のお友達だしね。あ、もしかして彼氏？ |
| 少女 |
48_23 |
っ！ち、ちが |
| 少年 |
49_22 |
違います。はい、これお代ね |
| 青年 |
50_05 |
まいどあり。今日で店じまいだけど、いままで来てくれてありがとね |
| 少年 |
51_23 |
来てたのこいつだから |
| 青年 |
52_06 |
うん。ありがとう |
| 少女 |
53_24 |
あの！その……ずっと、あたし――す |
| 青年 |
54_07 |
うん |
| 少女 |
55_25 |
す、す…… |
| 青年 |
56_08 |
？ |
| 少女 |
57_26 |
すごく、ここのプレープが、好きでした |
| 青年 |
58_09 |
ありがとう |
| ○公園のベンチ |
| 少年 |
59_24 |
案外意気地ないのなお前、ここまで来といて |
| 少女 |
60_27 |
今日でお店閉めて結婚するお兄さんに告白とか、ないって |
| 少年 |
61_25 |
じゃあなんで来たんだよ |
| 少女 |
62_28 |
それは |
| 少年 |
63_26 |
クレープも旨くないし |
| 少女 |
64_29 |
美味しいよ！いつもすごく美味しいし！ |
| 少年 |
65_27 |
お前が作るほうが旨い |
| 少女 |
66_30 |
お兄さんがカッコいいからってさ、なによ、プレープにケチつけてさ |
| 少年 |
67_28 |
聞いてないな |
| 少女 |
68_31 |
なに？なにか言った？ |
| 少年 |
69_29 |
なーにも |
| 少女 |
70_32 |
嘘だ、絶対さっきなにか言ったでしょ！ |
| 少年 |
71_30 |
顔がぶさいくだ、でーぶ！ |
| 少年がクレープのゴミを捨てて走り出す |
| それを追いかける少女 |
| 少女 |
72_33 |
なんですって！！ちょっと待ちなさいよ！誰がぶさいくって！！ |
| 少年 |
73_31 |
お前だよ、お前 |
| 少女 |
74_34 |
許さないんだから！！ちょ、待て！走るな！！ |
| 少年 |
75_32 |
俺にしないなんて見る目ないしな |
| 少女 |
76_35 |
またなにか言った！！ |
| 少年 |
77_33 |
お前は馬鹿だって言ったんだよ |
| 少女 |
78_36 |
絶対許さないー！！待ちなさいよー！！ |
| ○クレープ屋 |
| ラジオから音楽が流れている |
| それは少年がヘッドフォンで聞いていたものと一緒 |
| 青年 |
79_10 |
ん？この曲、いいな。タイトルは「恋せよ少年少女たち」。はは、あの子らにぴったりだね |
| ＥＮＤ |